テックビューロの ICO、COMSA に参加してはいけない3つの理由
テックビューロの ICO である COMSA。今、仮想通貨界隈ではとても話題になっています。
おそらく、COMSA の ICO はテックビューロ側からみれば、結果大成功に終わると思います。どのくらい集まりますかね?10億円?それとも100億円くらい?
プロジェクトとしてはとても面白そう!でも、短期の投資案件とみた場合は微妙と COMSA について記事を書いている多くの方たちと私も基本的には同じ意見です。
ただ、彼らはそれでも参加を表明している人の方が多いです。マイナス要因をあまり見ないようにしているか、あえてマイナス要因をあまり書かないようにしているように思えました。
そこで、私は自分なりに色々と調べ考えた結果、この ICO はリスクが高すぎる、参加してはいけないという結論に至ったので、その理由をあげたいと思います。
1. 運営側が保持する CMSトークンの割合が多すぎる
多くの方が懸念を表明している点ですが、今回の ICO では、1CMS = 1USD で発行され、ICO 終了後に同じ数のトークンが追加発行されます。
つまりこの時点での 1CMS の価値は半額の 0.5USD となります。
しかも追加発行されたトークンの 9割は運営側(テックビューロ側)が保持します。全体の 45% です。
普通は、10% 〜 20% とかだと思うのですが・・・。評判のあまりよろしくなかった OmiseGo の ICO でも 運営側 35% でしたね。
2. 有名な ICO はハッカーに狙われる
あまり書いている人を見かけなかったのであえて書きますが、先月も多くの ICO がハッカーに狙われて、ICO で集めた資金を奪われていました。
gigazine.net
COMSA が世界的にどこまで注目を集めるのかはわかりませんが、ICO が成功すればするほど、ハッカーに狙われるリスクは高まります。
テックビューロは技術力も高いからハッカーに狙われても大丈夫!
って思いますか?
私はそこまでテックビューロを信じられません。
3. ICO で得られるトークンの魅力が低いため、まだ日本の一般企業には ICO は流行らない
先日、SEC(米証券取引等監視委員会) が明確に「The DAO は証券取引所法違反になりうる」という声明を出しました。
btcnews.jp
有価証券としてトークンを発行することは NG だと改めて声明を出したのですが、この縛りがあるため、ICO で発行されるトークンの魅力を十分に引き出せなくなっています。有価証券にならないトークンとなると基本的にはその企業でしか使えない前売り券程度、せいぜいそれにトークンの保有量に応じた割引が考えられる程度ではないかと考えています。
サンタルヌーさんの ICO
実際、先月、サンタルヌーさんの ICO がありましたが、その時のトークンは次のようなものでした。
(ホワイトペーパーから抜粋)
サンタルヌー東京移転ICO
・店舗での会計時に利用
・トークンでのみ購入可能なグッズの販売
・保有者特典
5000SAT 以上保有でプレオープンイベントへの招待
10万SAT 以上保有で 10%OFF
5万SAT 以上保有で 5%OFF
一定以上の SAT保有者のみ参加可能なイベントの企画
サンタルヌーさんの常連の方ならば魅力的な内容かと思いますが、そうでない人にはどうでしょう?
多分、投資された方の多くはトークン自体の魅力よりもサンタルヌーさんを応援したいという気持ちだったのだと正直思います。
結果、残念ながら、目標金額には届かないで終了したようです。
COMSA のトークン
さて、今回の COMSA のトークンの利点はホワイトペーパーには次の2つの記述があります。
COMSA自身のトークンセールに関しては、それに参加したCMSトークン保有者に、以降COMSA
プラットフォームにてICOを実施するプロジェクトにおいて、CMSトークンを払込手段として使用
した場合に5%の追加ボーナスが付与される特権が得られる。
CMSトークンの保有者に対しては、今後のICO案件において特別なクローズドのプレセールへ
招待される特権が付与される予定である。
これだけを率直にみた場合、このトークンは本当に魅力的に思えますか?
ここから先は予想でしかありませんが、恐らく、CAMPFIRE の ICO も COMSA と同じようなものになるでしょう。
トークン自体はただの前売り券くらいの魅力しかありませんが、COMSA と CAMPFIRE には魅力的に見える商品が多数並ぶことを想像することができるため、トークンの値上がりも期待できそうなのでまだいいです。
プレミアムウォーターの ICO を考えてみる
ただ、プレミアムウォーターはどうでしょう?
現在のプレミアムウォーターの商品は次のようなものです。
申し訳ないですが、ここには私には欲しいものがありません。
今回の ICO で集めた資金で魅力的な新しい商品を作るということであれば、少しは考える余地はありますが、プレミアムウォーターがトークンを発行したところで、買うのは基本的には現在の顧客でしょう。これを機にプレミアムウォーターの商品が今以上に売れるようになるというイメージは浮かびません。
むしろ割引するとしたら、収益悪化するのではないか?とも思います。
プレミアムウォーターは東証2部に上場している会社です。これでプレミアムウォーターが本当に今以上に売れると考えるのであれば、ICO に参加するよりは株を買う方が有利なはずです。
ということで、私の中の結論は、プレミアムウォーターの ICO は全然お金が集まらない(=失敗)と考えています。
それでも参加したい人へ
そんなことはわかってる!それでも参加したいんだ!っていう人、意外と多いんだろうなと思います。
私も NEM 少し持っています。
NEM で儲けた人も多いでしょうし、その人たちがテックビューロを応援したい気持ちもわかります。
これだけ否定的な意見を書いておきながら、もしかしたら、私も極少額ですが、ICO 参加するかもしれません。
でも、参加するとしたら、本当に応援する気持ちだけですね。
冷静に投資するタイミングを考えるのであれば、COMSA の ICO には参加はしてはいけないと思います。
ICO終了後、1CMS は 1USD を切ってくる可能性が高いと思います。どうしても欲しいならそこで買うか、待てるならプレミアムウォーターの ICO の大勢が決するまで待つべきでしょうね。
Status が Yunbi に上場!一時120%以上の高騰。やっぱり中国の力は凄かった!
今日は BIP91 がアクティベートされるご祝儀相場。朝から多くのコインが 10% 以上の上昇をしていて、なかなかいい気分でした。
その中でも Status(SNT)が 80%以上の高騰。一時120%以上高騰し、何があったんだろうと調べていたら、中国の Yunbi という取引所に上場したという情報がありました。
$SNT listed on https://t.co/Cpsz8Rvzi3
— William Wang (@williamwangde) 2017年7月23日
coinmarketcap.com で調べてみると、見慣れない取引所がありました。Yunbi です。
初日に取引高の 58% 程度持っていきました。
それは高騰するよ・・・。
ちなみに2位につけている BTER も中国の取引所です。1位と2位で 85% くらいです。
実質、Status は 中国のコインと言っていいでしょうね。
もともと Status は 中国の WeChat の置き換えのようなものということですので、中国の方々には馴染みのあるプロジェクトなのかもしれません。
ここ最近、仮想通貨の価格への貢献度としては、中国より韓国の方が目立っていたように思えますが、今回、久しぶりに中国のパワーを感じました。
中国パワーの復活度合いはこの Status で測れるかもしれませんね!
なお、BIP91 のアクティベート後は、どのコインも値崩れしてしまいました。
BIP91 ロックインの時も似たような感じでしたね。
となると、SegWit のロックイン時やアクティベート時も同じような動きをするのだろうなと思いますが、どうでしょうか?
ビットコインが上がったら、次はオルトコインでしょう!今回の暴落時に STEEM, SNT, BAT, MGO, UBQ を買った理由
7/11 〜 22 の間で、ちょこちょこオルトコインを集めていました。
ビットコインが復活したら次はオルトコインでしょう!
ただ、ETH や XRP あたりの時価総額の大きいコインじゃなく、時価総額が小さく、今後大きな成長が期待できそうなコインを買ってみました。
coinmarketcap.com での時価総額の大きい順に紹介と理由をまとめてみます。
Steem(STEEM)
時価総額:$357,195,818(18位)
ブロックチェーンベースの SNS。
こちらの記事がわかりやすいので、ご紹介。
前々から面白そう、欲しいなとは思っていたのですが、最初の頃は先行者利益が大きすぎるとか、年率100%のハイパーインフレとか、懸念点が多く、投資には二の足を踏んでいました。
しかしながら、こちらの記事を読むと大きな仕様変更があり、懸念点は大分解消されたように思えました。
また、steemit.com の記事数も増えてきて、日本でもそろそろ流行しそうな雰囲気も感じたため、そろそろいいかな?と思って少し買ってみました。
価格は 0.0005000 BTC/STEEM 前後 で 1,000 STEEM ほど、約0.5 BTC 程度購入しました。
Status(SNT)
時価総額:$143,263,306(34位)
イーサリアムベースのメッセージングアプリ。日本だと LINE、中国だと WeChat みたいなもの。
6/20 に行われた ICO も大分熱いものだったようです。(私は参加していません。)
こちらの記事がわかりやすいのでご紹介。
メッセージングアプリって、スマホの必須アプリですよね。LINE や WeChat が Status に置き換わったら?面白いことになりそうですね!
ちなみに LINE の時価総額は1兆円弱。WeChat(の親会社の中国テンセント)は 34兆円とのこと。
Status は 160億円弱($1=¥110換算)なので、伸び代は十分ありそうな気がしています。
価格は 0.00001450 BTC/SNT 前後 で 30,000 SNT ほど、約0.4 BTC 程度購入しました。
Basic Attention Token(BAT)
時価総額:$109,065,000(41位)
Mozilla の前CEO、Javascript の考案者である Brendan Eich のプロジェクトです。
ICOが、わずか「24秒」で終わり、当時の過去最高金額を更新したことで一時期騒然となりました。
こちらの記事がわかりやすいのでご紹介。
Brave というブラウザが軽快で余計な広告を排除してくれるので、とても使いやすいです。
ただ、Chrome から乗り換えるかというと、なかなか難しいでしょうか?
Brave を使おうと思う仕組みは準備されているようなので、様子を見たいと思います。
ちなみにライバルとなる Google(の親会社のアルファベット)の時価総額は 5,791億ドルとのこと。
わずか1億ドルの BAT が立ち向かうにはあまりにも巨大ですが、それだけ伸び代が大きいということで期待したいと思います。
価格は 0.00004000 BTC/BAT 前後で 20,000 BAT ほど、約0.8 BTC 程度購入しました。
Mobile Go(MGO)
時価総額:$68,085,592(55位)
GAME の関連。
こちらも BAT 同様、マナさんの記事がわかりやすかったです。
私のポートフォリオで一番大きいのは、今は GAME になっています。その GAME の関連ということで前々から注目していました。
ただ、GAME と比べると期待度は下がるのかなと思い、ICO も参加しないで様子見をしていました。
今回、ICO の価格よりも下がったので、チャンス!と思い、少しだけ購入しました。
価格は 0.00030000 BTC/MGO 前後で 3,000 MGO強、約1.0 BTC ほど購入しました。
Ubiq(UBQ)
時価総額:$44,666,073(66位)
Ethereum や Lisk 同様のアプリケーションプラットフォーム。
こちらの記事がわかりやすかったため、ご紹介。
正直、プラットフォーム系はたくさんありすぎです。でもイーサリアムに勝てそうなものってないんです。
王様Vitalik とホワイトハットハッカーが守るイーサリアムは現時点で最強のプラットフォームで、対抗馬になりそうなものはしばらく出ないでしょう。
じゃあ、なんで買ったか?
一番大きい理由は、Ubiq が ICO をしていないことです。
ICO 無しでここまで時価総額上がってくるというのはすごいことだと思います。
同じように ICO 無しでやってきているプラットフォームで Expanse(EXP)というのがありますが、これは現時点では時価総額 $15,994,128(121位)です。Ubiq は既に Expanse の 3倍近い時価総額ですので、期待の大きさが伺えると思います。
ICO 無しということなので、まだ価格は割安のままじゃないかと考えています。
また、今後の期待値としては、IOTA、Stratis、AntShares、Lisk、Byteball あたりに追いつき、追い越すことだと思います。
仮に Lisk に追いついたとした場合、Lisk は現時点で時価総額 $216,501,167 ですので、約5倍。IOTA に追いついたとした場合、IOTA は現時点で時価総額 $773,534,939 ですので、約18倍となります。
ちょっとトラブルがあって、少し出遅れましたが、かえって安く買えたのでラッキーでした。
0.00042000 BTC/UBQ 前後で 約1,000 UBQ、約0.4 BTC分を購入しました。
まとめ
こうして列挙してみると、選んだオルトコインは全て既に現実にある何かを置き換えるものでした。
ということは、うまくいったときの時価総額も何となく想像できるし、それがうまくいきそうか、そうでなさそうか、もう少ししたら自分で判断できそうなものばかりだなと思いました。思ったより自分は保守的なのかもしれないです。。。
それから投資額がビットコイン建で考えると昔に比べて小さくなりました。これはビットコインの価格が上がったからなのですが、1BTC 以下しか投資できないのって少し寂しく思います。円建で考えると昔より投資しているのですけどね。
どれも期待値の高いものばかりだと思いますので、今後の活動に期待して、じっくりと情報を追っていきたいと思います。
分裂騒動がひと段落したみたいなので、ビットコインの将来の価格を考えてみた
今日はビットコインは急上昇しています。現在、31万円前後というところ。
理由は BIP91 がロックインされそう、そのままアクティベートされて分裂騒動終了というところだと思います。
個人的にはまだちょっと気が早い(致命的なバグがあったらどうするの?)と思いますが・・・。
とはいえ、価格が上がっていて気分も良いので、この先、ビットコインがどこまで上がるのか、調べてみました。
短期予想
ゴールドマン・サックスのチーフアナリストの予想です。
今回の調整局面では
1,857ドルより下回らない
とおっしゃっていました。
coinmarketcap.com を見ると $1,843 が一番の底のようです。だいたい当たっていますよね?
そこで、この方の予想によると、次はエリオット波動の第5波で $3,212 〜 $3,915 まで上昇するとのこと。
1$=¥110 で日本円に換算すると ¥353,320 〜 ¥430,650 というところです。
期間はどんなものでしょう?個人的には次のハードフォークの話題が出てくる 10 〜 11月くらいまではゆっくりと上げていきそうだと思ってはいるのですが、今日の値動きとかをみていると、案外早く ¥350,000 は突破しそうな気がしますね。¥400,000 を超えて来たら、そろそろ店じまいの準備をした方がいいのかもしれません。
将来予想
これ、2017年4月の記事です。
「2030年に 1BTC = $500,000 になる!」って大変夢のある話ですよね〜。
にわかには信じられませんが、そんなこと言ったら、今の 1BTC = 30万円前後の状況も1年前には私には想像できませんでした。
さて、この方々の予測の枠組みは次の通り。
- 2017年、1ビットコインの価格は1000ドル。
- 2030年までにビットコインのユーザー数は今の61倍になる。「2030年にビットコイン価格が50万ドルに到達するには、中国の人口の4分の1(世界の人口の5%)のユーザー数が必要だ」と両氏はBusiness Insiderに語った。ビットコインのユーザー数は2013年の12万人から2017年には650万人になり、54倍に増加した。だが、これは始まりに過ぎない。現在の成長規模なら、ユーザー数は2030年に4億人に達する可能性がある。
- 1人が保有するビットコインの価値は2万5000ドルに到達する。「機関投資家やベテラン投資家の参入、ビットコインを利用した投資信託などにより、1人が保有するビットコインの価値は2万5000ドルに達すると予想している」と両氏。現在、ビットコインの時価総額は164億ドル、ユーザー数は650万。ユーザーの平均ビットコイン保有額は2515ドル相当となっている。
- 2030年、ビットコインの時価総額は、ビットコインの保有者の数とその平均保有額を掛け合わせた額で決まる。
- 2030年、ビットコイン供給量は約2000万ビットコインに達する。
- 2030年の1ビットコインの価格は50万ドル、ユーザー数は4億人に達する。この1ビットコインの価格は10兆ドルの時価総額を、ビットコイン供給数の2000万ビットコインで割った数字。
中でも、一番大事なところはこれだと思います。
2030年のビットコインの予想(話半分で考えてみた)
ビットコインの保有者の数
ビットコインのユーザーの数は 2017年現在で 650万人いるとのこと。現在の世界の人口は 74億人程度ということなので、現在 0.088%程度の人がビットコインを保持しているとのこと。これが増えていくであろうことは理解できます。2030年に4億人(人口の5%)になると言われると、どうなのでしょう?
決して不可能な数字ではなさそうに思えますが、話半分くらいに聞いておいて、2億人(人口の2.5%)程度とここでは考えておきます。
平均保有額
2030年には ビットコインを持っている人の平均が $25,000 になるとのことです。日本円に換算すると ¥2,750,000($1=¥110の場合)。
これも感覚的ですが、ちょっと高すぎないでしょうか?
こっちもざっくり半分で $12,500 として考えます。
2030年のビットコインの価格
2.5兆ドル / 2000万BTC = $125,000
日本円に換算すると 1375万円($1=¥110の場合)となります。
今 1BTC=30万円 とすると、約46倍です。
これでも十分すぎるリターンですね!
Bittrex でアカウントロック(ACCOUNT_DISABLED)されていた
今朝は Parity から ETH が大量に盗まれたけど、ホワイトハッカーの活躍で被害は軽微だったよという話がありました。
なんだ、軽微だったんだ〜。
これは欲しかった Ubiq を買うチャンスか?
と思い、Bittrex になけなしの 1.5BTC を送金。よし、買うか!とボタンを押しても購入できない。
どうしたんだろうと思ったら、ACCOUNT_DISABLED の文字が・・・。
アカウントを作成して1年くらい放置していたので、その辺りが原因か?
急がないと Ubiq の値段が上がってしまう!
普段使っていない取引所だから、使い方もよくわからないし、困ってしまいました。
ググってみたら、アカウントロックを解除された方がいました。
こちらを参考に、パスポートと「Bittrex」「今日の日付」を書いた紙を持って写真を自撮りしてサポートに送りました。
まだ、返事は来ていないですが、順調に行けば明日くらいにはロック解除してもらえるかな?
多分、その頃には Ubiq の価格も戻ってそうですが・・・。
id:ripple_chan ありがとうございました!
<追記>
結局、翌日の深夜 2:00 頃に Bittrex が連絡があり、アカウントロックを解除していただきました。
Ubiq は値段が下がっていたので、安く買えたのでラッキーでした。
ビットコインは本当に分裂するのか?しないんじゃないかな?ま、ちょっと覚悟はしておけ。
ビットコインの分裂騒動で一時期 1BTC = 34万円程度まであった価格が、20万円程度まで売り込まれ、2017/7/17 現在、22万円程度で推移しています。
確かに分裂したらビットコインの価格が下がるのは理解できるのですが、そもそも本当に分裂するのでしょうか?
気になって仕方がなかったので、色々と調べてみて、自分なりにまとめてみました。
素人考えなので、責任は取れませんよ。
まず、大前提として2つ。
(1) ビットコインを分裂させたらビットコインの価値が棄損される。(=ビットコインの分裂を回避させるバイアスがかかる)
(2) 喫緊の課題として「スケーラビリティの問題」を解決しなければならない。(=SegWit を有効にさせなければならない)
ASICBoost の問題とかもあるとは思いますが、Jihan が SegWit2x への支持を表明していることから、現時点ではこれは無視していいと思っています。
そこで、この大前提を元に、現在で考えられるシナリオは次のようなものになります。
(1) SegWit2x
(2) SegWit2x がポシャって、マイナーの大多数が SegWit を支持して UASF 回避
(3) UASF
この中で現在一番可能性が高いのは (1) の SegWit2x です。
現在の SegWit2x の支持は 87.8% に達してしています。このまま行けば、2017年8月の分裂は回避できそうです。
ただし、この場合、半年以内のハードフォークの可能性があるので、また分裂の危機が繰り返されることになりそうです。
このシナリオになるキーポイントは 7/29 までに BIP91 がロックインされることです。
SegWit2x のプログラムが近日中に正式リリースされるということなので、これがきちんとリリースされ、7/29 までに致命的なバグとかが見つからなければ、現在の状況では SegWit2x になるはずです。
この場合は、ひとまずは分裂の危機は回避されます。
問題は、SegWit2x がポシャった場合です。
もともと、SegWit2x のプログラムの正式版は 7/14 リリースの予定でした。正式リリース予定日は既に遅れています。
無茶なスケジュールで作っているようにも思えるので、致命的なバグが発見されて結局使えないってなる可能性も高いように思えます。
<2017/07/20 追記>
Segwit2x はこの記事をアップした時には既にリリースされており、現在は 80% を越えているようです。
ビットコインの価格も戻しているようなので、なんとなくビットコインはこのまま行きそうですね。
この場合、本当に中国のマイナーたちは UASF に反対する立場を取るでしょうか?
SegWit2x に中国のマイナーたちが支持を表明しているということは、SegWit 自体が必要(欲しい)ということを既に認めているということになります。
今回、SegWit2x がポシャってしまい、主導権争いに一時的に彼らが負けたとしても、ビットコインの進化はこれで終わりということではないと思うので、まだまだ彼らが主導権を奪うチャンスはいくらでもあるはずです。
それなら、ここで SegWit を支持して UASF を回避する(=分裂を回避する)ということが中国のマイナーたちにとっても良いのではないでしょうか?
時間的な制約もありますので、結果的に UASF が実施され、チェーンが分裂してしまう可能性はありますが、この場合でも、できるだけ早く UASF の「148BTC」にまとまる方向で動くと思います。
UAHF という話もありましたが、SegWit2x の支持を中国のマイナーたちが表明した今となっては、実施される可能性はほぼないとみています。
仮に UAHF を行った後、「Legacy BTC」「148BTC」「Bitcoin ABC」と分裂した場合、果たして「Bitcoin ABC」にどれだけの価値が残るのか?大いに疑問です。マイナーは採算割れしてしまうでしょうし、扱ってくれる取引所もだいぶ少なくなってしまうと思います。
それに、Bitcoin Core の開発者たちは、むしろ UAHF をやってくれ!、余計な連中がいなくなってやりやすくなる!と思っているんじゃないかと思います。
そんなこんなで UAHF はまずないでしょう。
<2017/07/20 追記>
予想に反して Jihan は「Bitcoin Cash」を始めると言っていますね。利はあまりないように思えるのだけれど、そうせざるを得ないくらい Jihan は追い込まれてしまったのかもしれませんね。
レガシーな Bitcoin への影響は軽微だろうと思いますが、悪いシナリオも想定しておいた方がいいかもしれませんね。
ということで、少なくとも 2017年8月の分裂危機は無事過ぎ去っていくということになるんじゃないかなと考えています。
したがって、ビットコインの値段も 7月下旬〜8月の動きは、3月下旬〜4月の動きと同様、元に戻る方向で動く可能性が高いと思います。
その後はどうでしょう?
SegWit2x は 11月頃にハードフォークが予定されていますが、本当にやるでしょうか?
私の予想としては、やらないんじゃないかな?と思っています。
理由としては、SegWit がひとまずは動いているわけで、根本原因であったスケーラビリティの問題は一旦は解決されているわけです。
その状況下でビットコインの価値を棄損するハードフォークをやるというのは考えにくいと思います。
結果的にハードフォークしない(=分裂しない)って話になったら、分裂の危機は回避され、ビットコインの価格も上を向き、ゴールドマン・サックスが言っている 1BTC=$4,000 なんてこともあるのかもしれませんね?
個人的には SegWit2x の出来次第というところはあるかと思いますが、そろそろ底かな〜とも思っているので、タイミングを見てビットコインを買いに走りたいと考えています。
トレード結果 2016/4/18
ちょっと本業が忙しくなってきてしまい、こっちに時間を割くことが難しくなってきました。
嬉しい悲鳴なんですけどね。
市況
昨日アルトコインは上げすぎたこともあると思いますが、全面ちょい安の展開。
その中では、XMR、XRP が検討していました。
ビットコイン(BTC)
現在 ¥46,600 くらいで取引されています。
海外では、現在 $428 付近です。
動きませんね。ただ、アルトコイン側からすればこんなもんでいいんでしょうね。
イーサリアム(ETH)
昨日上げすぎたこともあり、だら下げの展開からの戻しがあり、波乱の展開。
現在 0.021 近辺にいます。
今日は上に行くパワーが足らないですね。
いいニュースが出ないとちょっと難しいのかもしれません。
GameCredits(GMC)
GMC はチャートの形が悪くなってきてしまいました。このままだとダラダラ下げそうな気がします。
底堅くはなっているので、期待できなくはないのですが、取引高が少なすぎて、売買が難しいです。
こちらもいいニュース待ちですかね?
DigiBytes(DGB)
ほぼ変わらず。
現在の状況
仮想通貨名 | 数量 | /BTC | BTC換算 |
---|---|---|---|
BTC | 0.04 | - | 0.04 |
ETH | 248 | 0.0213 | 5.28 |
GMC | 31500 | 0.000101 | 3.18 |
DGB | 10000 | 0.00000101 | 0.01 |
合計 | - | - | 8.51 |
誤差の範囲だとは思いますが、若干マイナス。 -0.34。ちょっと GMC が心配です。
ETH はもう大丈夫だと思うんですけど、今日は思ったより弱かったのが気がかりではあります。
ETH も GMC にしてもいい材料がないと上がらないですよね。
分散投資した方がいいのか迷うところです。